新たな国際秩序が構築されるかもしれません。

敏行です、本来なら、新大統領は自らの政策について、国民の代表である記者の質問に答える責任があります。
ところがトランプ氏は記者会見を滅多に開こうとしません。
都合の悪いことは聞かれたくない。自分の言いたいことだけを言いたい。
そのためにツイッターを通じて、一方的に主張しているのです。
たとえば、自動車メーカーのメキシコへの工場建設問題に横やりを入れたり、米マスコミが報じた大統領就任式への参加者数が実際よりも少なく報じられたと批判したりしています。
大統領の行動としては不誠実といわざるをえません。
これからの米国を考える上で、参考になる歴史があります。
米国が内向き政策を掲げたのは、いまに始まった ことではないからです。
20世紀初頭、米国は欧州とはお互いに干渉しないという外交政策の指針モンロー主義を掲げていました。
第1次世界大戦が起きた当初、米国は欧州での戦争には参戦しなかったのです。
やがて、4年に及ぶ第1次大戦が終わると、欧米諸国はドイツに巨額の賠償金を課しました。
その後、世界恐慌が襲来。各国は保護主義的な政策を強め、皮肉にも世界経済はさらに苦境に陥ったのです。
そして、ドイツでは、国民の熱狂に迎えられた新リーダーが、2度目の世界大戦への引き金を引いたのです。
大戦の惨禍を繰り返さないために、第2次大戦後に設立された国際連合欧州連合は、台頭する保護主義や右傾化の波に揺さぶられています。
米国が重要な役割を果たした国際 協調は過去のものとなり、大国の利害と緊張が生む新たな国際秩序が構築されるかもしれません。
ではでは、最後は「ヴィンテージワイン」の情報で〆ます。
生まれた年のワインプレゼント
生まれた年のワインは記念年と並んで、プレゼントとして人気があります。
気分的にも誕生年に製造されたという特別感があるのが人気の理由です。
長い時を経たものはさぞかし美味しいだろうというイメージがあり、何年物の逸品と時が経てば経つほど良いものになると想像されがちです。
しかし、それは実は大きな間違いなのです。